チームで AI コーディングツールの設定を揃える手順は 2 つだけです。管理者が開発者ごとにクォータと適切なグループを付けたキーを発行し、開発者がツールごとに正しいプロトコルと Base URL を設定します。Claude モデルは必ず Anthropic Messages を使い、Base URL は https://api.hop-base.com(/v1 なし)。GPT、Gemini、GLM は OpenAI 互換で https://api.hop-base.com/v1 です。Claude Code は ANTHROPIC_BASE_URL と ANTHROPIC_AUTH_TOKEN、Codex CLI は config.toml と OPENAI_API_KEY を使い、Cursor、Cline、Roo Code、Continue、Trae は設定画面でプロバイダー種別を選ぶだけです。
まずこの表:ツールごとのプロトコル
| ツール | モデル | プロトコル / プロバイダー種別 | Base URL | 設定場所 |
|---|---|---|---|---|
| Claude Code | Claude | Anthropic Messages | https://api.hop-base.com | ANTHROPIC_BASE_URL / ANTHROPIC_AUTH_TOKEN、または ~/.claude/settings.json |
| Codex CLI | GPT | OpenAI Responses(wire_api = "responses") | https://api.hop-base.com/v1 | ~/.codex/config.toml + OPENAI_API_KEY |
| Cursor | GPT / Gemini / GLM | Override OpenAI Base URL | https://api.hop-base.com/v1 | Cursor Settings → Models |
| Cursor | Claude | Anthropic API Key 欄 | https://api.hop-base.com | Cursor Settings → Models(新しめのバージョンが必要) |
| Cline / Roo Code | GPT / Claude | OpenAI Compatible / Anthropic | GPT は /v1 あり、Claude はなし | 拡張機能の設定 → API Provider |
| Continue | GPT / Claude | provider: openai / provider: anthropic | 同上 | ~/.continue/config.yaml |
| Trae | GPT / Claude | OpenAI 互換 / Anthropic | 同上 | 設定 → モデル → モデルを追加 |
Zed や JetBrains AI などほかのエディタも同じ考え方です。Claude は Anthropic 種別、それ以外は OpenAI 互換種別を選びます。よくある設定ミスは 2 つ。Claude の Base URL に /v1 を付けてしまう(リクエストが /v1/v1/messages になる)ことと、Claude グループのキーで OpenAI Compatible を選ぶことです。どちらも「現在のプラットフォームではこの API パスはサポートされていません」という 404 になります。
ステップ 1:管理者が開発者ごとにキーを発行する
- 部署を作る。企業コンソールでチームごとに部署(例:バックエンド、フロントエンド)を作り、部署の月次クォータを設定します。部署責任者には部署のクォータアラートが届きます。
- メンバーを追加してクォータを設定する。メンバーはメールアドレスとパスワードでログインし、自分でキーを作成します。メンバーのクォータは、そのメンバーのすべてのキーで共有されます。
- ツールごとにキーを分ける。おすすめは 1 ツール 1 キーです。Claude Code には Claude グループのキー、Codex CLI には Codex Plus または Codex Pro グループのキーを使います。1 本のキーには 1〜10 個のグループを含められ、そのグループのモデルだけを呼び出せます。なお Claude Max(ccmax)グループは Claude Code クライアント専用です。Cursor や Cline などのエディタでは Claude Max エンタープライズ版グループのキーを使ってください。
- キーに制限を付ける。必要に応じてキーのクォータ、有効期限、IP リスト、同時実行数を設定します。Claude Code がトークン数を数える
count_tokensリクエストも同時実行数に含まれるので、余裕を持たせてください。 - 残高アラートを設定する。利用可能残高に複数のしきい値を設定でき、下回るとメールとアプリ内通知が届きます。
クォータを使い切ると、リクエストは処理前に拒否され(HTTP 402 insufficient_quota)、課金されません。部署とメンバーの月次クォータは、指定した締め日(毎月 1〜28 日)に一斉にリセットされます。
ステップ 2:開発者が各ツールを設定する
Claude Code
おすすめはコンソールの「ワンクリック接続」です。「API キー」でキー右側のワンクリック接続を押し、Claude Code と OS を選んで生成したコマンドをターミナルに貼り付けます。コマンドには 15 分間有効・1 回限りの接続トークンが使われるため、キー自体はコマンドに表示されません。スクリプトは設定を ~/.claude/settings.json の env に書き込みます(元のファイルは先にバックアップ)。以後、シェルで設定した同名の環境変数は反映されないので、キーを変えるときはこのファイルを編集するか、ワンクリック接続をやり直してください。
手動設定(macOS / Linux):
export ANTHROPIC_BASE_URL=https://api.hop-base.com
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN=sk-your-key
claude
セッション中は /model でモデルを切り替えられ、起動時に --model claude-sonnet-5-5 を付けることもできます。詳しい手順は Claude Code 接続ガイド、登録から最初の補完までの実践は Claude Code 接続の完全ガイドをご覧ください。
Codex CLI
Codex CLI もワンクリック接続に対応しています。手動で設定する場合は ~/.codex/config.toml(Windows では C:\Users\ユーザー名\.codex\config.toml)に次を書き込みます。
model_provider = "hopbase"
model = "gpt-5.6-sol"
[model_providers.hopbase]
name = "HopBase"
base_url = "https://api.hop-base.com/v1"
wire_api = "responses"
env_key = "OPENAI_API_KEY"
続いて export OPENAI_API_KEY=sk-your-key を実行し、codex を起動します。注意点は 3 つです。
- 手動設定は
env_keyでキーを読み込み、ワンクリック接続はrequires_openai_auth = trueと~/.codex/auth.jsonを使います。1 つの設定に両方を混ぜると 401missing_api_keyになります。 - ワンクリック接続は
model_reasoning_effort = "xhigh"を設定し、トークン消費が最も多くなります。チームの日常利用ならhighかmediumで十分なことが多いです。 - Web 検索(
/v1/alpha/search)とリモートのコンテキスト圧縮(/v1/responses/compact)は現在未対応で、404 を返します。通常の対話には影響しません。
詳細は Codex CLI 接続ガイドをご覧ください。
Cursor
- GPT / Gemini / GLM:Cursor Settings → Models の API Keys に対応グループのキーを入力し、「Override OpenAI Base URL」をオンにして
https://api.hop-base.com/v1を指定、モデル ID を追加します。 - Claude:Anthropic API Key 欄を使い、Anthropic Base URL に
https://api.hop-base.comを指定します(/v1 なし、新しめの Cursor が必要)。
Cursor の Tab 補完などの組み込み機能は引き続き Cursor 自身のサービスを使います。ここでの設定は Chat で選んだカスタムモデルにのみ適用されます。
Cline / Roo Code
拡張機能の設定で API Provider を開きます。GPT モデルは「OpenAI Compatible」を選んで https://api.hop-base.com/v1、Claude モデルは「Anthropic」を選んで https://api.hop-base.com を指定し、API キーとモデル ID を入れて保存します。
Continue
# ~/.continue/config.yaml
models:
- name: HopBase GPT
provider: openai
model: gpt-5.6-sol
apiBase: https://api.hop-base.com/v1
apiKey: sk-your-key
- name: HopBase Claude
provider: anthropic
model: claude-sonnet-5-5
apiBase: https://api.hop-base.com
apiKey: sk-your-key
それぞれの apiKey には対応グループのキーを入れます。Trae では 設定 → モデル → モデルを追加 から、GPT は「OpenAI 互換」、Claude は「Anthropic」を選びます。各エディタの詳細はエディタ / IDE 接続ガイドにまとめています。
ステップ 3:動作確認とトラブルシューティング
- モデル ID を確認:そのキーで
GET /v1/modelsを呼び、返ってきた ID だけを使います。curl https://api.hop-base.com/v1/models -H "Authorization: Bearer sk-your-key" - 最小テスト:ツールで新しいモデルを選び、「ok とだけ返して」と送ります。成功してからツール呼び出し、画像、長いコンテキストを有効にします。
- エラーで切り分け:404 なら
/v1の付けすぎ・付け忘れと、Claude を OpenAI 種別で設定していないかを確認。401 ならキーの誤りと、Codex で 2 種類の書き方を混ぜていないかを確認。402 はクォータ切れなので管理者に引き上げを依頼します。
導入後の管理
- 利用額を見る:利用状況ページで日付、キー、メンバー、部署、キー作成者で絞り込み、CSV を出力できます。ツールごとにキーを分けておけば、Claude Code と Codex CLI それぞれの利用額がそのまま分かります。
- 操作を追う:クォータ変更、キーの作成や無効化などの操作はすべて記録され、時刻と対象で検索できます。
- 退職時の回収:メンバーを無効化すると、そのメンバーのキーはすべて即座に使えなくなります。キー単位でもいつでも無効化・失効でき、ほかの人には影響しません。
チームへの導入を始めるなら HopBase に登録し、企業アカウントを作成してメンバーと部署を追加してください。
よくある質問
Codex CLI でカスタム base url を設定するには?
~/.codex/config.toml に model_providers.hopbase を追加し、base_url = "https://api.hop-base.com/v1"、wire_api = "responses"、env_key = "OPENAI_API_KEY" を設定したうえで、model_provider = "hopbase" にします。キーは Codex Plus または Codex Pro グループのものを使います。
Cursor のカスタム API で Claude は使える?
使えます。Override OpenAI Base URL ではなく Anthropic API Key 欄に Claude グループのキーを入れ、Anthropic Base URL を https://api.hop-base.com(/v1 なし)にします。新しめの Cursor が必要で、Tab 補完は引き続き Cursor 自身のサービスを使います。
数十人で Claude Code を使うとき、使いすぎをどう防ぐ?
3 段階のクォータを重ねます。部署クォータでチーム全体、メンバークォータで個人、キーのクォータでツール単位に上限を設けます。どこかが尽きるとリクエストは処理前に拒否され(HTTP 402)、課金されません。メンバーのクォータ合計が部署クォータを超える場合は先着順になります。